治療開始の基準/種類
治療と再発の相関
多発性骨髄腫の治療は、体内から骨髄腫細胞を除くことを目指します。治療の効果がみられることを「奏効」といい、深い奏効であるほど骨髄腫細胞が少なくなるため、再発までの期間が長くなることが知られています。
Mateos MV, et al.: Blood Rev 29: 387-403, 2015.
[利益相反:本論文の著者にはJanssenから顧問料や謝礼等を受領している者が6名含まれる。] より改変
Kumar S, et al.: Lancet Oncol 17: e328-e346, 2016.
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多発性骨髄腫は完全に治癒することが難しく、一度治療で症状が落ち着いた状態(寛解状態)になっても、その後再発を繰り返すことが知られています。また、治療を重ねると次の再発までの期間が短くなっていくことが多いです。再発したときには患者さんに適したお薬で治療し、寛解状態を長く続けることを目指します。
Yong K, et al.: Br J Haematol 175: 252-264, 2016.
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