監修医:日本赤十字社広島赤十字・原爆病院
輸血部副部長・血液内科 黒田 芳明 先生

再発を見逃さないために

治療により病状が落ち着いていても再発の可能性は残っています。定期的に検査を受けて、再発の兆しがないか状態を確認していくことが大切です。

再発の兆しがないか定期的に確認1,2)

定期検査では、血液検査や尿検査、骨髄検査、画像検査などを行って、血液をつくる能力やMタンパクの量、腎臓の働き、骨髄腫細胞の存在、骨の状態などを調べて再発の兆しがないか確認します。

再発の兆しがないか定期的に確認 再発の兆しがないか定期的に確認
1)日本臨床内科医会 学術部(編):わかりやすい病気のはなしシリーズ51 多発性骨髄腫 第4版. 日本臨床内科医会, 2019
2)日本骨髄腫学会(編):多発性骨髄腫の診療指針 第6版. 株式会社文光堂, 2024
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