相談の仕方
医療者へ相談する際のヒントを知りましょう。
治療中のチェックポイント-自分の状態も伝えましょう1-3)
治療にあたっては、主治医が治療で何を目指しているか知り、患者さんも同じ目標に向かって一緒に治療を進めることで、つらい治療も乗り越えやすくなります。主治医が目指す治療やその効果について考え方を確認してみるとよいでしょう。
また、新たな症状があらわれた場合は、治療による副作用の可能性もあるのですぐに主治医に報告するようにしましょう。血液検査や画像検査などによって分かる副作用は、その結果を見れば主治医が気づきます。
しかし、吐き気、動悸、便秘、かゆみ、食欲不振といった副作用は本人が言わなければ、主治医や看護師、薬剤師には分かりません。これらの自分で分かる副作用を発見して早期に対処するには、患者さんが言葉にして伝えることが大切です。
- 1)国立がん研究センター がん情報サービス(編):患者必携 別冊わたしの療養手帳(普及新版). 株式会社学研メディカル秀潤社, 2017
- 2)国立がん研究センター がん情報サービス(編):患者必携 がんになったら手にとるガイド(普及版). 株式会社学研メディカル秀潤社, 2017
- 3)国立がん研究センター がん情報サービス(編):がんの冊子 もしも、がんといわれたら(普及版). 国立がん研究センターがん対策情報センター, 2017
