監修医:日本赤十字社広島赤十字・原爆病院
輸血部副部長・血液内科 黒田 芳明 先生

治療の選択

不安を残さず納得して治療に臨めるように、治療の内容や目的がしっかりと理解できるまで主治医や看護師に確認し、治療法を選ぶことが大切です。

「知る」ことが、治療と無理なく付き合っていくための最初の一歩になる

治療の内容を正しく理解して、少しずつ見通しを立てていくことは不安を軽くすることにつながります。
わからないことや知りたいことがあるときは、まず主治医に聞くことをおすすめします。またがん相談支援センターを利用するのもよいでしょう。
自身で調べたいことがある場合は、公的機関の提供する情報を中心に探し、判断に迷う場合は必ず医療者に確認しましょう。

患者さん向け
電話相談窓口の一例
電話番号 受付時間
国立がん研究センターがん情報
サービスサポートセンター
※最寄りの「がん相談支援センター」が分からない場合も案内してくれます。

0570-02-3410
(ナビダイヤル)

03-6706-7797

平日10時~15時
※土日祝日、年末年始を除く
がん相談ホットライン
(日本対がん協会)
03-3541-7830 毎日10時~13時 15時~18時
※年末年始を除く
  • ※情報収集については、こちらのページも参考にしてください。

納得がいくまで主治医や看護師に確認し、不安を残さないように1)

納得のいく治療を選ぶために、がんがどのような状態なのか、治療の内容と目的は何か、どのようなメリットやリスクがあるのか、理解できるまで何度でも質問をして主治医によく確認しましょう。
腑に落ちないことは一つひとつ解消し、ご家族ともよく話し合いながらあなたは何を目的にその治療法を選ぶのか、考えを整理していきましょう。

納得がいくまで主治医や看護師に確認し、不安を残さないように 納得がいくまで主治医や看護師に確認し、不安を残さないように
1)国立がん研究センター がん情報サービス(編):患者必携 別冊わたしの療養手帳(普及新版). 株式会社学研メディカル秀潤社, 2017
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